建築物の耐用年数
よくマンションの耐用年数は一体何年なの?ということを質問されることが多いのですが、実は、一般的に建築物の耐用年数というと実際の建物の使用年数を示しているものではなく、税法上の耐用年数である「日本の固定資産税評価による償却期限」を指しています。
そして、以下のある一般的な耐用年数は、実際のところ、その建物の実際の寿命というわけではなく、単に税務上で定められた減価償却用の数字に過ぎません。
素材 | 年数 |
---|---|
軽量鉄骨造 | 19年 |
木造造 | 22年 |
鉄骨造 | 34年 |
鉄筋コンクリ | 47年 |
ですので、実際の建物の寿命は上記に一致するのではなく、しっかりメンテナンスさえ行なっていれば、構造を問わず50年以上でも平気で使用できるようになるのです。
まぁ、でも考えてみれば、40年~50年で取り壊しなんてしていたら、100年以上も前の建物なんて残っていたりしませんよね。
何ごとも丁寧なメンテナンスと、大事に使うこと
これが大事になってくるのでしょうね。
なにせ、どこかの豪華なマンションでは、手抜き工事により立て直しなんて声も上がっていますから、下手をすると新築マンションを購入するよりも、実は築年数のあるマンションのほうが、寿命が長いなんてこともありうるのかも知れませんね。