株式会社デュアルタップのマンショントリビア

マンションに関する雑学や豆知識などを紹介していきたいと思います。株式会社デュアルタップ

マンションの売れ行きが鈍っている1月

不動産経済研究所の発表によると、首都圏での1月のマンションの新規発売戸数は1494戸だったようで、前年同月比と比べると11%減となっており、5年ぶりの低水準になったのだとか

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また、月間契約率は58.6%となっているそうで、前年同月より16.3%も低下しており、好不調の目安とされる70%を大きく割り込み、7年ぶりの低水準になったそうです。

しかしながら、1戸当たりの価格は前年比25.0%上昇し、5570万円となり、今後も建設資材や人件費の高騰でマンションの販売価格は上昇傾向にありそうです。

前回の記事「タワーマンション節税防止検討」にもあったように、高層階の相続税評価額の引き上げ検討により、投資や節税目的での高層マンション購入に対してのメリットがなくなりそうなことと、中国人経済の失速によるものだとも考えられますが、契約率が50%台に落ち込んだ現状は相当に厳しいですね。

とはいえ、マイナス金利導入による影響と2017年4月には消費税率10%へと引き上げられることを考えると、ここ1年の間はまだまだマンション契約が急激に減っていくことはないのでしょうね。