世界最高速のエレベーター
世界には高層ビルがたくさんありますが、この高層化にともない「高速エレベーター」のニーズも高まってきています。
さて、その「高速エレベーター」なのですが、世界最速エレベーターがどこにあるか知っていますか??
一般的にマンションのエレベーターの速度は分速30~60mとなっているのですが、この世界最速のエレベーターだと分速1010メートルにもなるそうです。
分速1010メートルともなると時速60キロほどになるというのですから、なかなかのスピードですよね。
ちなみに、この「高速エレベーター」があるのは、台湾にある「台北101(タイペイいちまるいち)」という高層ビルで、地上から382mの89階展望台まで、たったの39秒で到着するのだそうです。
「あれ、382mを39秒だと分速は600メートルぐらいしかないんじゃ??」なんて疑問も持ち上がってくるでしょうけど、一気に時速60キロクラスの衝撃は人間の体には悪いですし、動き出しはゆるやかに、停止するときには減速しているということから、このような数値となっています。
しかし、凄いですよね。
そして、その「高速エレベーター」を作ったのは、今や世間を騒がせている東芝で「世界最速クラスのエレベーター」としてギネスブックにも認定されているのです。
ん~、こんなに素晴らしい技術を持っているのに、今の状況はとても残念です。
ちなみに、世界2位のスピードを誇っているのが、横浜ランドマークタワーにあるエレベーターで、こちらは分速750メートルとなっていて、このエレベーターは、三菱電機製となっています。
こう考えると、日本の企業って、世界中で活躍しているのですね。
ちなみに、現在のところ、実現可能な最高速度は分速1200メートルぐらいになるのだそうで、その理由としては、急激な気圧の変化に人間が耐えられないことと、人が不快感を受けないような動きを考えると、これが精一杯のようです。