マンションの資産価値
マンションの購入については、間取りや住みやすさなどを基準に考えるかと思いますが、ひとつ頭に入れておいて欲しいのが、資産価値というものです。
というのもマンションに限らず、どんなものにも値崩れするリスクは常にありますので、マンションを選ぶ基準の中に資産価値という項目をつけておくだけで、上手なマンション購入ができるのです。
一概に決めつけることはできませんが、マンションの場合、都市型と郊外型のマンションであれば、比較的都市型のほうが資産価値の高いものが多く、郊外型は自然環境がいいということはありますが、やはり資産価値がやや低くみられることがあります。
新築物件だから安心!はダメ
国民性なのかどうかはわかりませんが、日本人は新しいものには目がないのか、どうしても新築物件に対して人気が集まります。
まぁ、誰だって中古よりも新しいほうがいいに決まっていますが、こと新築マンションにおいては注意しなければなりません。
というのも、新築マンションの場合、購入し済んでしまえば、その瞬間から中古マンションとなりますし、下手をすると、マンションを売る場合、その資産価値が購入したときよりも7割~8割ほど下がってしまうなんてこともあります。
そりゃそうですよね。マンションは中古になると必ず資産価値は下がってしまいますから。
また、気をつけたいのは、新築だから安全・安心だという思い込みで、実のところ、設計ミスや手抜き工事がニュースとなってくるのは、ほとんどが新築のマンションです。
ですので、ブランド力や名前だけで信用してしまうことだけはないように注意しておきましょう。
「新築は信用できるし、中古は信用できない」なんていう発想も理解はできますが、裏を返すと、これまでなんの問題もなく住まわれている中古マンションと、まだ誰も済んでいない新築のマンションの実績という観点から見れば、あながち、実績のある中古マンションも悪くはないのです。