株式会社デュアルタップのマンショントリビア

マンションに関する雑学や豆知識などを紹介していきたいと思います。株式会社デュアルタップ

高層マンション:高所平気症に注意。

高い場所でも怖いと感じない子供たち、いわゆる高所平気症の子が増えているのだそうです。

近年、マンションのベランダから子供が転落し、命を落とす事故が増加してきているのだそうです。 原因としては、高層マンションなどの高い空間で生活する世帯が増えてきており、小さな頃から高い場所に慣れてきている子供たちは、高い所にいても平気になり、恐怖を感じなくなるのだそうです。

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この理由としては、もともとの生活空間が高いということもあるのですが、高層マンションだけに限らず、大抵のマンションでは、エレベーターによって地上から一瞬にして高層まで上ることができ、そのため実際に自分の目と足でその高さを感じることがなできず、高いところにいるという認識ができないことになるのではないかと言われています。

大阪の高層マンションでは、小学1年生の女の子が43階建ての最上階から転落して死亡しており、この原因が窓を開けて身を乗り出したからではないかと思われており、一般的に高さに対して恐怖を抱いている大人であれば、43階の窓から身を乗り出すなんてことは恐ろしくてできないのですが、高所に対して恐怖心を抱かない子供であれば、興味本位や好奇心からつい身を乗り出してしまうのでしょうね。

また近年では、第2のリビングとしてベランダを活用する家庭が増えてきており、テーブルや椅子などを設置したり、子供の遊び道具を置いたりする世帯も増えてきています。

大人の感覚であれば、ベランダのテーブルや椅子に登ることはないだろうと考えてしまいがちですが、子供にとっては、テーブルや椅子であっても、それは遊び道具のひとつにすぎなかったりします。

ですので、高層マンションに住む場合は、子供たちのことを考え、できるだけ安全となるように配慮するようにしましょう。

また、子どもの高所平気症を克服できるのは、4歳までの感覚が限度だと言われていますので、それまでに高所に対する恐怖心を抱かせることができるように、子供たちの目と足で、空間と高さの認識を教えこむことが大切になってきます。