株式会社デュアルタップのマンショントリビア

マンションに関する雑学や豆知識などを紹介していきたいと思います。株式会社デュアルタップ

選手村マンション、19年5月発売

2020年東京五輪パラリンピックの選手村のマンションが19年5月に発売されるようです。

このマンション、大会中は選手が宿泊し、大会後に改修し一般に分譲するようで、5600戸に1万2000人が住む新たな街が24年度に完成するのだとか。 普通のマンションと異なり、選手村は五輪レガシーの目玉とも言えるもので、マンションの価格や売れ行きが今後注目を集めそうですね・

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この五輪選手村は、東京都の再開発事業の一環として三井不レジや三菱地所レジデンス、住友不動産野村不動産東急不動産や東京建物といった不動産大手など11社が参加していて、マンション分譲などを手がけており、晴海の約13ヘクタールにマンション23棟と商業施設1棟の計24棟を建設するのだとか。

新たな街の名称は「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」となるようで、「都市生活のフラッグシップ・モデルとなる街を目指す」との思いを込められているそうで、まずは19年春にマンションのモデルルームを公開し、5月下旬に発売。

全5632戸のうち分譲が4145戸、賃貸が1487戸となるようで、建物の完成は五輪後に改修する中層棟が22年秋、五輪後に建設するタワー棟が24年春を予定されています。 住民の入居は23年春ごろから順次始まる見通しとなっているようですよ。

とはいえ、ネックとなりそうなのが交通で、最寄り駅は都営地下鉄大江戸線勝どき駅となり、マンションはそこから徒歩25分前後かかるようで、都は都心と臨海部を結ぶ幹線道路「環状2号(環2)」を整備し、その上にバス高速輸送システムを走らせ、選手村の住民の交通手段にする計画を立てており、築地市場の移転延期で計画が遅れてしまっているようですが、どうやら22年度の全線開通と本格開業が今夏に決定したのだそうです。

とはいえ、本格開業後も当初の輸送力が1時間あたり1200~2000人程度なのだそうで、ひょっとするとこれはマンションの値段はそこまで高くならないかもしれませんね。 一応、臨海部と東京駅周辺を結ぶ地下鉄構想もあるようですが、実現の時期は見通せないうえ、東京の地下鉄は複雑化しているので、ちょっとむずかしいでしょうね。

おまけに、近年の自然災害の多さを考えると「海を見下ろす湾岸マンション」というウリよりも、埋立地の上に建っているマンションだから危ないかも・・・という意識のほうが強いかもしれませんね。