株式会社デュアルタップのマンショントリビア

マンションに関する雑学や豆知識などを紹介していきたいと思います。株式会社デュアルタップ

投資用マンション11年ぶり高値

投資用不動産の価格上昇が続いています。

調べによると、マンション1室の価格は4~6月の全国平均で1550万円となっていて、今年の1~3月に比べ3.8%も高くなっていて、この高値は2006年1~3月以来なのだそうです。

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どうやらこの流れは、中国人投資家の購入によるものなのだそうで、その理由としては、現在、中国では不動産価格の高騰が続いていて、それと比較すると日本の物件は割安に映るのだそうです。

2020年の東京オリンピックパラリンピックまでは活況との見通しがなされているので、早急にこの流れが止まるようには思えませんが、日本は人口減少時代に突入しており、人気物件とそうでない物件の格差が生まれそうですね。

リノベーションによって、生まれ変わる物件もありますし、いかにリフォームできるかが、市場のニーズに応えられるかどうかがかかってきますね。

中古マンションの人気

中古マンション市場が盛り上がっているのだそうで、2016年は首都圏の成約件数で中古マンションが新築マンションを上回ったのだとか。

新築マンションの価格が高いということもあるようですが、それ以外にも中古マンションが人気の理由があって、中古マンション自体の価格面でのメリットはさることながら、どうやら中古マンションをリノベーションすることで、自分好みの家にしたいという需要が高まっているのだそうです。

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これは確かに一理ありますよね。

新築マンションの内装は、当然の如く素敵な見栄えですし、見れば購入したいなと思ってしまいがちですが、実際のところ、既に持っている家具のことなどを考えると、どうしても「そぐわない」なんてこともしばしば。

さらには、内装自体が全て決まっているので、「あのキッチンがオープンカウンターだったらな・・・」とか「子ども部屋がもう少し広ければ・・・」なんて、細かい要望が出てきたりもします。

そんな中、中古マンションの場合は、リノベーションすることを前提での購入のニーズもあり、その金額たるや、新築並みの費用を払うことも厭わないことが多いのだそうです。

確かに自分好みの家になるのであれば、お金を出す価値もありますからね。

また、中古マンションは、築15年のものが狙い目のようで、この頃に建てられたマンションは、比較的立地の良いマンションが数多く存在しているのだとか。

新耐震基準の1.25倍の強度を持つ「耐震等級2」というマンションもこの頃に数多く作られているのだそうで、昨今の新築マンションの偽装問題のことを考えると、既に年数を耐えてきた中古マンションのほうが安心感があるのかもしれませんね。

不動産に関する統計数値

日本の空き家は全国で約820万戸にも及ぶのだそうで、この数字は年々増加傾向にあります。

まぁ、空き家が年々増加の一方にも関わらず、都心ではタワーマンションやビルの建て替えなどがあちらこちらで行われており、不思議でなりませんよね。

2015年に施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されてからほぼ2年が経過していますが、じつのところ、各市町村で積極的に空き家等対策計画の策定を行っているところは全国比率でわずか6%なのだそうで、この数字を見る限り、如何に国の実行力がないのかがわかりますね。

まぁ、そもそも国のアナウンスもしっかりとなされていませんし、いまいちわかりにくいというのが一番の問題ですよね。

そもそも空き家の増加で懸念されるのが、きちんとしたメンテナンスが行き届いておらず風化してしまい、家屋が雨や台風などの自然災害により倒壊する恐れがありますし、その他にも放火されたり、最悪の場合、不法入居者が住み着いてしまうなどの危険性もあります。

これにより治安の悪化も考えられますし、いまのうちから対策はしておきたいですね。

とはいえ、空き家を取り壊すにも数百万円単位のお金がかかってしまいますし、その負担を考えると、なかなか対処することに踏み切らず、空き家のまま放置しておくことになってしまいます。

全国各地では、そのような空き家をデーターベース管理する「空き家バンク」制度の導入が進んでいるようですので、もっと国が本腰を入れて、未来の日本をしっかりと見据えてもらいたいものです。